1 脱「ひとり勝ち」文明へ
・高校生の九割が、「未来は悪くなる」と予測している時代
・温暖化問題は、まだ、本当には議論されていない?
・「ひとり勝ち」文明は、一回目の革命に過ぎない
・「科学の進歩」は「思想の自由」で生まれる!
・トランジスタも太陽電池も量子力学から生まれた
・「変化」「革命」は、想像よりも近くにあるもの
・世界一のチャンスを「つかむ、逃す」の岐路に立っている
・太陽電池の普及は、「貧困」をなくしてくれるもの
・新しいワクの生まれやすい時代
・いまは、二回目の産業革命を迎える時代である
2 未来は、電気自動車の中にある
・ 「エネルギー問題」への回答を詰めこんだ電気自動車ができた
・電気自動車は、二十世紀技術を効果的に使った「未来の縮図」
・人間は、クルマを捨てられない生きもの
・東京から名古屋まで、電気自動車なら三百円で走れる
・「エリーカ」と他の電気自動車はどのようにちがうのか
・太陽電池は、産業化のいちばんおもしろいところにある
・太陽電池は、すぐに導入を始めるほど、いい効果を得ることができる
3 「エリーカ」開発で見えてきたこと
・人生の「タマ拾い」はしたくなかった
・プレゼンが人生の道を拓く
・五億円の予算で世界最大のレーザーレーダー装置を作る
・電気自動車は競争相手がいない……脱「ひとり勝ち」はここだ
・五年でできると思っていたら、三十年かかった
・リチウムイオン電池は、日本人が発明したものである
・自分は考えることに専念して、パッと開発を進めるという方法論
・クルマの定番は八輪車になる
・開発現場から見えてきた、脱「ひとり勝ち」社会とは
4 日本発、日本型の文明を!
・古い技術が新しい技術に変化するのは、わずか七年
・新しい技術に入れかわれば、マーケットは倍増する
・変化が起きにくいのは、バリューチェーンのワクがあるから
・「世論」がイノベーションのジレンマを断ち切る
・二十一世紀型文明の議論をするときがきた
・脱「ひとり勝ち」文明になれば、温暖化問題も抜本的に解決する
・経済的勝利よりも大切なもの
・困難な時代を「軟着陸」で乗りこえるために
あとがき
出版社 : ミシマ社 (2009/6/5)
発売日 : 2009/6/5
言語 : 日本語
単行本 : 200ページ
ISBN-10 : 4903908135
ISBN-13 : 978-4903908137
状態:表紙に軽微な使用感あり。その他良好。